<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 哭師臯>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 漢詩大系  白樂天>
<Translator: 田中克己>
<style: 漢文有假名>
<style2: 日本漢文訓讀附假名標注>
<TranslatedTitle: 師皐（しかう）を哭（こく）す>
<BookPage: 333-335>
<UsedPage: 3>
<Feature: 4>
<End Header>
<Poem>
南康丹旐引魂迴，
洛陽籃舁送葬來。
北邙原邊尹村畔，
月苦煙愁夜過半。
妻孥兄弟號一聲，
十二人腸一時斷。
往者何人送者誰，
樂天哭別師臯時。
平生分義向人盡，
今日哀冤唯我知。
我知何益徒垂淚，
籃轝迴竿馬迴轡。
何日重聞掃市歌，
誰家收得琵琶伎。
蕭蕭風樹白楊影，
蒼蒼露草青蒿氣。
更就墳前哭一聲，
與君此別終天地。
<End Poem>
<Translation>
南康（なんかう）の丹旐（たんてう）　魂（こん）を引（ひ）きて迴（かへ）り
浴陽（らくやう）の籃興（らんよ）　葬（さう）を送（おく）りて來（きた）る。
北邙（ほくばう）原邊（げんぺん）　草樹（さうじゅ）の畔（ほとり）
月（つき）苦（さ）え烟（けむり）愁（うれ）べて夜（よ）は半（なかば）を過（す）ぐ。
妻擎（さいど）兄弟（けいてい）　號（さけ）ぶこと一聲（いっせい）
十二人（じふににん）の腸（ちゃう）　一時（いちじ）に斷（た）ゆ。
往（ゆ）くものは何人（なんびと）を送（おく）るものは誰（た）そ
樂天（らくてん）　師皐（しかう）に哭別（こくべつ）する時（とき）
平生（へいぜい）の分義（ぶんぎ）　人（ひと）に向（むか）ひて盡（つ）き。
今日（こんにち）の哀寃（あいえん）ただわれのみ知（し）る。
われ知（し）るも何（なん）の益（えき）あらんただ涙（なみだ）を垂（た）るるのみ
籃輿（らんよ）は竿（かん）を廻（めぐ）らし馬（うま）は轡（たづな）を廻（めぐ）らす。
いづれの日（ひ）か重（かさ）ねて聞（き）かん掃市（さうし）の歌（うた）
誰（た）が家（いへ）か収（をさ）め得（え）たる琵琶（びは）の妓（ぎ）。
蕭蕭（せうせう）たる　風樹（ふうじゅ）　白楊（はくやう）の影（かげ）
蒼蒼（さうさう）たる　露草（ろさう）　青蒿（せうかう）の氣（き）。 
さらに墳邊（ふんぺん）に就（つ）きて哭（こく）すること一聲（いっせい）
君（きみ）とここに別（わか）れて天地（たんち）を終（を）ふ。
<End Translation>